理想の講師とは?(枕草子より)
こんにちは。皐月のツバメを見るとハッピーな浮舟です。
さて、「はるはあけぼの、なつはよる」といいましたらご存知、清少納言。
実は『枕草子』には、中学、高校の教科書には載らないだろうな~という
清少納言の茶目っ気たっぷりの面白い記述がいっぱいあります。
その一つ、30段を今日はご紹介したいと思います。
みなさんは、大勢の人の前でお話をする先生や講師が、
どんな人だったらモチベーションがあがりますか?
以下、からお選びください。
1)頭がいい講師
2)声がいい講師
3)顔がいい講師
清少納言女史の答えをきいてみましょう。
「説経(せきょう)の講師は顔よき。講師の顔を、つとまもらへたるこそ、
その説くことの尊さも覚ゆれ。ひが目しつれば、ふと忘るるに、
にくげなるは罪や得るらむと覚ゆ。」
そう、答えはおわかりですね
枕草子でいう講師というのは平安時代の貴族の最大のレジャーである法会で
説法をとく人のこと。
要するに「人前で説教する講師はイケメンであれ」だって
「美男子の講師だとお顔をじーっとみて集中して聴けるし、
その内容もありがたく感じる。
残念なお面の場合は、よそ見して右から左に筒抜けよ~」
千年前の才女はこんなこと考えてはったんですね。
現代女性でもうなずく方は多いでしょうね
ちなみに、私は今日、ゆかたの着せ付け方のお勉強をしたのですが、
担当していただいたM講師は上記の三択をすべてかねそろえておられる
とーっても素敵な、女優さんみたいに着物姿がおキレイな方
私もM先生のように、聡明で、しっとりとしたよいお声で、
美人な女性に近づけるよう、清少納言ゆかりの美人祈願の御寺泉涌寺に
お参りにいってこなくちゃ!
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