夏休み特別コラム⑤ 紫式部のライバル!?清少納言とは
大河ドラマ光る君へで
ファーストサマーウイカさんが演じる「清少納言」
世界最古の随筆「枕草子」の
作者としても有名ですよね!
紫式部のライバルともされる
清少納言はどんな人なんでしょうか?
本名は清原諾子(きよはらのなぎこ)とする説がありますが
「清少納言」は宮中で名乗っていた
彼女の通称(女房名)でした!
中流階級の貴族で
幼少期は現在の山口県あたりで過ごし
父親の清原元輔は有名な歌人で知られていて
清少納言は小さい頃から和歌や漢詩を
父親から学んでいたそうです!
実は2回、結婚していたそうで
1男1女のお母さんでもありました^^
光る君へのキャストインタビューで
ウイカさんは清少納言について
「聡明で勝気、
あけすけだけどウィットに富んだ辛口ブロガー」と
表現していらっしゃるんですが
社交的で明るく、
当時は珍しく男性に対しても
はっきり物を言うサバサバ系女子!
また知識だけでなく
ユーモアもある女性だったようです♪
でも
20代後半に宮仕えをすることになった清少納言ですが…
出勤初日は緊張しすぎて
物陰に隠れていたとか!?
シャイな一面もあったみたいです^^
才能を見込まれて
一条天皇の后・定子の家庭教師になった清少納言
初めて中宮・定子にお目見えしたとき
「こんな美しい人がこの世にいたとはっ…!」
と、ビックリしたそう^^
美しさだけでなく聡明な定子に
憧れていたみたいで
定子もまた
明るくユーモアな清少納言を気に入りました♪
きっと清少納言と定子は
お互いを信頼し、尊敬し合える
仲だったんでしょうね!
清少納言が「ブロガー」と言われるのは
枕草子がブログのようなものだったから!
世界最古の随筆と一般的に言われてますが
枕草子には
宮中での日々の出来事や
定子との思い出、
これは良い!これは嫌い!など
清少納言が感じたことが記されていて
Twitterでつぶやくような
今日の出来事をブログに書くような
そんな感覚で書かれたものなんです^^
枕草子を書くきっかけとなったのは
定子が一条天皇から真っ白な冊子を賜ります。
「何を書けばいいかしら?」と
清少納言に相談したところ
「枕にしたらどうでしょうか。」と答えたそう
ま、枕・・・?と
突拍子もない返答だなぁと思いましたが
これは中国の白氏文集の一節にある
「書を枕にして眠る」という一文を引用して
「冊子を枕元に置いて
その日感じたことを
書き記してはいかがですか?」と
伝えたかったみたい^^
博識な清少納言だからできる答えですね!
定子もその返答に感心して
冊子を清少納言にプレゼント!
平安時代、紙はとっても貴重なものでしたし
敬愛する定子からプレゼントされて
清少納言はとっても喜んだと思います^^
枕草子は定子が亡くなった後も
書き綴られていました。
大河ドラマでは
紫式部と藤原道長が主人公ですが
清少納言や定子も
歴史をつづってきた人たちなので
ぜひ注目したいですね♪
次回は
清少納言が仕えた中宮・定子とは?
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参考文献: