受け継がれる「高御座」
皆さん、こんにちは!
昨日、7月18日(土)より
京都御所にて「高御座(たかみくら)」の展示が始まりました!
去年の10月22日の即位礼正殿の儀にて
天皇陛下が即位を宣明なされた時に登壇なされましたね。
(写真:朝日新聞デジタルより抜粋)
麒麟や鳳凰が描かれていて、華やかで荘厳な雰囲気ですよね!
高さは6m!
重さは・・・なんと8トン!
高御座の内側には玉座があり、
陛下は儀式の間、お座りになられることはなく、
お立ちになって即位を宣言されました。
皇后様が登壇なされたのは
小ぶりの「御帳台(みちょうだい)」と言います。
この高御座はなんと!
大正天皇の即位から使われているそうで、
平成2年に上皇陛下が即位の宣言をなされたときにも使われました。
当時も御所に保管されていた高御座を東京へと移送しました。
解体して運ぶという案がありましたが・・・
当時は高御座の構造などを記した
資料がほとんどなかった!?
昭和の即位礼から60年以上も経っており、
まず高御座を解体するために1年もの調査が始まったそうです。
さらに劣化も激しかったそうです・・・
その修復に多くの職人が携わり、
4ヵ月以上もかけて修復を行ったそうです。
そうして沢山の人に守られた高御座は
大正から令和の今まで脈々と受け継がれているんですね!
そういった歴史を知った上で
今回、高御座を見ると、また感慨深いものになりますね!
ぜひ、皆さん行ってみてくださいね!
展示についての詳しい情報はこちら!
<参考資料>
・AFP BB NEWS 【解説】即位礼正殿の儀で天皇陛下がのぼられる「高御座」
・NEWS23 スタッフノート 「即位まで1年 高御座“秘話”」