日本の色と模様 Japanese color and sign~
十二単を学んでみると、日本の文化や
色の歴史、意味などもだんだん知ってみたくなります。
十二単の一番下に着る衣裳を「単衣(ひとえ)」と言います。
単衣に描かれている模様は、
菱紋様(びしもんよう)が多いと言われています。
それを組み合わせた紋様を「幸菱(さいわいびし)」と言います。
![2016526144426.jpg](http://www.miyabi-yuki.jp/wp/wp-content/uploads/old/2016/05/2016526144426-thumb-400x200-4146.jpg)
一番上の緑の衣裳ですね。確かに着物なんかでもよくみる柄ではないでしょうか。
菱(ひし)ってちなみにみなさん、何か知ってますか?
池なんかに派生する浮葉植物です。
浮いている時は、こんな感じ
![201652614585.jpg](http://www.miyabi-yuki.jp/wp/wp-content/uploads/old/2016/05/201652614585-thumb-400x267-4148.jpg)
びっしりと、たくさん池に咲いているところから
「子孫繁栄」を意味して、単衣の衣裳に取り入れられているそうなんです。
萌黄色というのも、「芽吹く」「萌ゆる」といった意味合いからきているんだとか。
千年以上続く、十二単や装束の歴史。
知れば知るほど奥深いですね。
今もなお、息づいていることにも、日本の古来文化を愛する気持ちがあらわれていますね。
ちなみに、菱の種子、実というのは食べられるそうです。
美味しいらしいので、一度食べてみたいですね♪
雅ゆき