ある丁稚さんの思い出話
こんにちは。浮舟です。
当店には出入りの業者さん方が訪ねてくれはるのですけど、
なかでも興味深いお話をしてくれはる方が I社長さんです。
きものにまつわる業界の思い出話をうかがってますと
映画か小説の世界のお話のようです。
ときは、昭和の30年代、高度成長期の日本の京の町に
神様の国・出雲から一人の少年が丁稚奉公に上洛してきはりました。
当時、お客様のお宅に取引で訪問するときは
商い人はお勝手口からの出入りが普通だったそうです。
しかし、お客様の玄関から入らせてもろて
しかも座敷に上げてもらえるお商売が一つあったと。
それが、呉服屋。
伝統と見事な技術をもつ着物の芸術性や美しさが重宝され、
それを扱う人々がリスペクトされていたということですね。
贅を尽くした華やかな友禅が飛ぶようにうれて、
在庫がおいつかへんで困った、古き良き時代
一度、タイムトリップしてみたいな~。
十二単体験とレンタル着物は「雅ゆき」へ