平安時代の美人は「くせのない艶やかな黒髪」
平安時代の女性のヘアスタイルと言えば
長い黒髪を後ろに垂らしたスタイル!

くせのない艶やかな黒髪は
美人の条件の1つでもあり、
黒髪を美しく保つには地道な努力が…
実は生まれた時からずっと伸ばすのではなく、
数えで3歳になるまでは
髪を剃って伸ばさなかったそう!
これは
健やかな髪が生えてきますように、という願いがあったり
赤ちゃんから子供に成長しました、という意味もあったそうです。
3歳になると「髪置き」という儀式をして
そこから髪を伸ばし始めます。
胸元近くまで髪が伸びると
いったん、毛先を整えるため
「深曽木(ふかそぎ)」を行います。
成人すると
髪の一部だけ短く切ることが許されていたそうで
絵巻物の女性によく見る
頬のあたりや胸元にある短い髪の束ですね。

これは「びんそぎ」といって
一房の髪があると
お顔周りが華やかになりますね^^
ちなみに
髪を結んだり、髪を耳にかけたり(耳挟み)するのは
忙しく動き回る女性というイメージがあったので
平安時代は慎ましくないとされていたそうです…

平安時代、実際の髪の長さは
どのくらいだったのでしょう?
紀伝体の歴史物語「大鏡」には
藤原道長の娘・彰子の御髪は着物裾を超えるほど、
妹の妍子の御髪は裾より1尺ほど長かった。
当時の女性の平均的な身長は140~150㎝なので
髪の長さは150~170㎝くらいあったかもしれませんね!
髪は1年で
約12㎝くらい伸びるそうなので
10年以上は伸ばし続けないと・・・
でも、現代はウィッグで
あなたも艶やかな黒髪の平安美女に!

絵巻物のお姫様のようでステキですよね♪
こちらの2mのウィッグも体験可能ですので
ぜひ体験しに来てくださいね^^
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参考文献:あなゆかし ~日本のあれこれ~