小野小町の雨乞い伝説 雅ゆきスタッフブログ
とある宮中にて ---

「聞きまして?
かの小野小町様が勅命を受けて
神泉苑で雨乞いの儀式をされたとか・・・」
「えぇ。
『千早振る神も身まさば立騒ぎ
天の戸川の樋口あけ給え』と
御詠みになられた途端、
雨が降り始めたと・・・」
平安時代の雨について調べていたところ、
絶世の美女といわれた小野小町が
和歌を詠んで雨を降らせたという伝説があるそうで!
小野小町は
歌人としても有名で宮中でも有名だったそうで
百人一首にも和歌が残されていますよね。

百夜通いの伝説は知っていましたが
雨乞いのお話は初めて知りました!
小野小町が詠んだ和歌を現代語訳すると
「神様、日照りが続くのをただ見ていないで
すぐに雨を降らせてください。」
雨乞いは本来は帝が行う儀式ですが
勅命を受けて小野小町が執り行い、
雨が降ったという
この雨乞い伝説は「雨乞小町」と呼ばれ、
浄瑠璃や歌舞伎などの題材にもなっているそうで
それ以外にも小野小町にまつわるお話が
いろいろあるそうです!皆さんも、ぜひ調べてみてくださいね。
雨の日にもオススメ!
雅やかな十二単の体験♪

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衣紋道雅ゆき
参考文献: