とある官女の日記 ~桃の節句の恋文かな~
桃の節句の折、
とある姫様が雅ゆきの御屋敷に来てくださいました。

手毬や貝合わせ、
愛らしいお人形と
遊びに興じられていらっしゃると
従者が桃の枝を持ちて
「この文を姫様に。」と
届けにいらっしゃいました。

「どなたからの恋文かしら?」と
うららかな春のようなお気持ちで
私達、官女も
ひいなのお人形も
胸を高鳴らせていらっしゃる姫様を
御側で微笑ましく見守っておりました。
令和七年 桃の節句
桃の節句の折、
とある姫様が雅ゆきの御屋敷に来てくださいました。
手毬や貝合わせ、
愛らしいお人形と
遊びに興じられていらっしゃると
従者が桃の枝を持ちて
「この文を姫様に。」と
届けにいらっしゃいました。
「どなたからの恋文かしら?」と
うららかな春のようなお気持ちで
私達、官女も
ひいなのお人形も
胸を高鳴らせていらっしゃる姫様を
御側で微笑ましく見守っておりました。
令和七年 桃の節句