和歌に込められた想い 大納言公任「瀧の音は」
大河ドラマの中で
「平安のF4!」とファンから人気だった
4人組の一人・藤原公任
漢詩も、和歌も、楽器も得意だったので
「三舟の才」と呼ばれていたそう!

平安時代に和歌、漢詩、管弦が優れた者を
それぞれ舟に乗せて舟遊びをした時に
公任は全てにおいて優れていたので
どの舟にも乗れる実力があったようです!
その多才さが「三舟の才」の由来!
平安後期の歴史物語「大鏡」に
三舟のお話が載っているそうです^^
さて、
多才な公任の和歌で有名なのが
「瀧の音は たえて久しくなりぬれど
名こそ流れて なほ聞こえけれ」
滝の流れる音は枯れてしまって
もう聞こえなくなって随分経つけれど
その名声だけは流れ伝わって
今でもその名が聞こえてきます。
和歌素人な私もなんとなく分かる
ストレートな和歌ですが
公任自身もその滝のように
人々が語り継ぐ和歌を残したい、
そんな気持ちが表れているのだとか!

確かにドラマの中の公任は
ちょっと自信家な一面もありましたね!
実際に百人一首にも選ばれて
ドラマでも注目されて
公任の名は
これからも流れ伝わっていくのでしょうね^^
参考文献:時雨の百人一首 55番歌