和歌に込められた想い 儀同三司母「忘れじの・・・」
大河ドラマにも出てきたそうですが
儀同三司母って・・・どなた?
実は道長の甥・伊周の母のことだそうです!
つまり、兄の道隆の奥さんで
道長にしたら義理の姉になる人ですね。

本名は高階貴子。
女性ながら漢詩や和歌が上手で
円融天皇時代には宮中の詩の宴に招かれるほどだったとか!
そんな彼女が道隆と結婚した
新婚の時に詠んだ和歌が
「忘れじの行く末までは難ければ
今日を限りの 命ともがな」
道隆様は
「いつまでも貴女のことを忘れないよ。」と言ったけれど
そのうち私への愛など
無くなってしまうのでしょうね。
それなら幸せな今日、
今ここで命が終わってしまえばいいのに・・・

女性は待つことしかできなかったので
今、この瞬間の愛を
大切にしていたのかなぁ…と
虚しさを感じるようで
情熱的な愛を感じますね!
“儀同三司”というのは
息子・伊周の官職が「准大臣」で
古代の中国では「儀同三司」と呼ばれていて
そこから伊周が自称で
「儀同三司」と名乗っていたことが
貴子が“儀同三司母”と呼ばれるようになった
きっかけなんだそうです!

まだまだ知らないことが多くて
和歌やお名前について調べるのも楽しいですね!