和歌に込められた想い ~右大将道綱母 「嘆きつつ…」
嘆きつつ 独り寝る夜の 明くるまは
いかに久しき ものとかは知る
道長の異母兄弟の右大将道綱の
母親にあたる藤原寧子が詠んだ和歌
文献では「右大将道綱母」と呼ばれていて
蜻蛉日記の作者でもあります!
ドラマの物語のはじめに
まひろ様が、さわさんと石山詣に行ったときに
出会った女性が道綱母でしたよね!
平安時代の貴族の生活が詳しく書かれていて
貴重な文献なんだそうです!
まひろ様も蜻蛉日記を読み込んでいましたよね^^
冒頭の和歌は
そんな生活の中で感じた嘆きを詠ったようで
寧子の和歌を受け取った兼家は
「あなたが怒って家の門を開けてくれないので
私だって辛かったのだよ。」と
贈答歌を送り返したそうです!
平安時代は
雅で気楽な生活を送っていたのかなぁ、と思いきや
そうでもなかったのかもしれませんね・・・
衣紋道 雅ゆき