和歌に込められた想い ~赤染衛門 「やすらはで…」~
1000年前に残された和歌
大河ドラマにもいろいろと
和歌が登場していましたよね!
たった31文字に想いが詰まっていて
日本語の美しさを改めて感じます^^
道長の妻・源倫子や
中宮彰子にも仕えた「赤染衛門」は
和歌も得意な才女だったそうです!
やすらはで 寝なましものを 小夜更けて
傾くまでの 月を見しかな
訳:
あなたが来ないと知っていたなら
さっさと寝ていましたのに
あなたを待っている間に夜が更けて
とうとう明け方まで月を眺めておりましたわ。
赤染衛門本人の体験談なのかなと思いきや
赤染衛門の姉妹に道長の兄・藤原道隆が
「今晩逢いに行くよ!」と約束したのに・・・来なかった。
翌朝、待ちくたびれた姉妹に代わって
赤染衛門が、この和歌を道隆あてて詠んだそうです
なんだか現代でもありそうな話ですね・・・
和歌は古い言葉で書いてあるので
「??」となってしまうのですが
和歌に込められた想いの背景を知ると
共感できることもあって
和歌の魅力を再発見した気分です^^
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