とある官女の日記 ~いと微笑ましきもの~
上流階級の姫君たちには
才ある女房様が御仕えし、
和歌やお作法、琴などの雅楽、
時には漢詩に至るまで
さまざまなことを学ばれるそうでございます。

道長様に習って
姫君達にも良き女房様が御仕え致しました。
楽し気にされているお姿が
とても微笑ましく

時には姫君たちの悪戯で
女房様がお困りになられる様子も
(表には出してはいけませぬが)
微笑ましく思う、
とある日のひと時でございました。
令和六年 夏近し頃