とある官女の日記 清少納言様の枕草子
中宮の定子様にお仕えされている
清少納言様がお書きになった
「枕草子」は
皆様にたいそう好まれており、
異国の姫様も愛読されていらっしゃるそう。

異国の姫様には
日ノ本の華やかな王朝の暮らしや
煌びやかな御召物が
とても素晴らしいものに感じるご様子で
「うらやましげなるもの」
紅梅の袿、着重ねて
唐花や鳳凰の紋様、散りばめ
いと美しいお姿で・・・
宮中の遊び、貝覆いも
異国の姫には珍しく映ったようで

枕草子に書かれたような
雅やかな宮中に
思いを馳せていらっしゃいました。
令和五年 師走