夏休み特別コラム⑥ 一条天皇の初恋の思い人「中宮・定子」
夏休み特別コラム
第6弾は清少納言が仕えた「中宮・定子」!
枕草子では
定子の華やかな宮中での暮らしがつづられています^^
定子と清少納言は10歳以上も
年が離れていたのですが
清少納言は年下の定子を
すごく尊敬、信頼していたことが
随筆の中で感じることができます^^
大河ドラマでも
「華やか、知的、愛され気質。」と
定子のことを表現していらっしゃってて
この時代の宮中は
定子のおかげで明るく華やかな雰囲気だった
とも言われています^^
14歳の時に入内、
一条天皇の中宮となります。
一条天皇の初恋は定子!?
と、言われるくらい
定子と一条天皇の仲は睦まじかったそうで
当時は一夫多妻制だったのですが
一条天皇は定子を一番に愛していたそうです♪
しかし、相次いで悲劇が定子を襲います…
権力者の父・道隆が死去…
さらに兄の伊周が事件を起こして流罪に!?
その頃、定子は妊娠していたのですが
ショックのあまり
自ら髪を切り落として出家してしまいます!><
定子を溺愛していた一条天皇は
周囲の反対を押し切り
出家した定子を呼び戻します!
出家した女性を宮中に呼び戻すなんて
前代未聞の出来事でした…
それほどまでに一条天皇は
定子のことが好きだったんですね
一条天皇の寵愛もあって
道隆の後ろ盾が無くなっても
皇后の地位にいられたのですが
道隆に代わって権力者となった
道長の政治(野望)に巻き込まれていきます…
定子は3人目の出産の時、
24歳の若さで亡くなってしまいます
死の間際、
定子は一条天皇に宛てて
「よもすがら 契りしことを 忘れずは
恋ひん涙の 色ぞゆかしき」
訳:
私を恋しく思って
流して下さる涙の色を
見とうございます。
寝起きしている部屋の柱に
書き記したそう
一条天皇は定子の死に
とても悲しんだそうで
2人がすごく愛し合っていたのが
ひしひしと伝わりますね…
大河ドラマで
定子と一条天皇の純愛や
清少納言とのサロンでの暮らしが
どんなふうに描かれるか
楽しみですね!
次回は
平安時代に花開いた
「宮中サロンについて」
十二単体験は雅ゆき!
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参考文献: