とある官女の日記 長月の愛らしい童女
夏の暑さも過ぎ去り、涼やかな秋が訪れました。
京の都は活気あふれ、本日も御屋敷へ
いと愛らしい童女がお越しになられました。
少し恥ずかしがり屋の姫君で
“かめら”なる絡繰りにて
その愛らしいお姿を写していらっしゃり
母君も愛らしくなられた姫君に
優し気な笑みを浮かべていらっしゃいました。
姫君にはお召物が少しばかり重いようで
お座りになって手毬遊びに興じられていらっしゃり
京の都でのひと時をお過ごしになられました。
令和四年長月
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