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重陽の節句 紫式部に贈られた「菊の着せ綿」

重陽の節句 紫式部に贈られた「菊の着せ綿」

今日、9月9日は「重陽の節句」

 

重陽の節句は平安時代初期に

中国から伝わった風習で

健康と長寿を願って「菊の花」を食べる行事

宮中で流行りました!

 

 

また菊の花には、

若返りの効果もあると信じられていて

宮中の女性たちは

菊の花の夜露と香りを綿にしみこませ

その綿で顔や身体をぬぐって

いつまでも若々しい姿でいられますように

お祈りしていたそうです!

 

重陽の節句を体験

 

「菊の被せ綿」という

1000年前のアンチエイジング法

 

源氏物語の作者としても有名な紫式部

時の権力者・藤原道長の奥さんに

菊の被せ綿を贈られたことを日記に残しています。

 

 

菊の花 若ゆばかりに 袖ふれて

花のあるじに 千代はゆづらむ

 

(菊の露で体をぬぐえば、千年も寿命が延びると聞きますが)

私は少しばかり若返る程度に触れさせていただき、

千年の寿命は花の主である奥様にお譲りいたします。

 

 

当時、菊も綿も高価なもの

紫式部は遠慮をして、

被せ綿を道長の奥さんにお返ししようとしたそうです

 

 

1000年以上も前の今日に

そんなやり取りが行われていたと思うと

なんだか今日が特別な日に思えてきました!

 

皆さんも健康と長寿を願って

重陽の節句をお祝いしてみてくださいね!

 

 

 

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参考文献:京の祭礼と行事(3) 「重陽の節句と着せ綿」