重陽の節句 紫式部に贈られた「菊の着せ綿」
今日、9月9日は「重陽の節句」!
重陽の節句は平安時代初期に
中国から伝わった風習で
健康と長寿を願って「菊の花」を食べる行事が
宮中で流行りました!
また菊の花には、
若返りの効果もあると信じられていて
宮中の女性たちは
菊の花の夜露と香りを綿にしみこませ
その綿で顔や身体をぬぐって
いつまでも若々しい姿でいられますようにと
お祈りしていたそうです!
![重陽の節句を体験](https://www.miyabi-yuki.jp/wp/wp-content/uploads/2021/09/DSC_0279-2-scaled.jpg)
「菊の被せ綿」という
1000年前のアンチエイジング法で
源氏物語の作者としても有名な紫式部は
時の権力者・藤原道長の奥さんに
菊の被せ綿を贈られたことを日記に残しています。
菊の花 若ゆばかりに 袖ふれて
花のあるじに 千代はゆづらむ
(菊の露で体をぬぐえば、千年も寿命が延びると聞きますが)
私は少しばかり若返る程度に触れさせていただき、
千年の寿命は花の主である奥様にお譲りいたします。
![](https://www.miyabi-yuki.jp/wp/wp-content/uploads/2021/09/DSC_0145-3-scaled.jpg)
当時、菊も綿も高価なもので
紫式部は遠慮をして、
被せ綿を道長の奥さんにお返ししようとしたそうです
1000年以上も前の今日に
そんなやり取りが行われていたと思うと
なんだか今日が特別な日に思えてきました!
皆さんも健康と長寿を願って
重陽の節句をお祝いしてみてくださいね!
![](https://www.miyabi-yuki.jp/wp/wp-content/uploads/2021/09/DSC_0360-2-scaled.jpg)
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