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七殿五舎?中宮様のお住いについて!

七殿五舎?中宮様のお住いについて!

紫式部や清少納言が

仕えた二人の中宮、藤原彰子と藤原定子。

ふたりは、なんと従姉妹同士!

 

定子様の方が年上で

先に一条天皇に入内します。

 

 

 

中宮のお住まいは

紫宸殿の後にあった

「七殿五舎」という後宮!

 

 

お住まいにも「格」というのがあって

七殿の方が五舎よりも格上で

 

さらに七殿の中でも

天皇が住む清涼殿に一番近い「弘徽殿」

最も格式が高い住居とされていました!

 

 

定子様が暮らしていたのは「登華殿」

弘徽殿の北側にあったそうです!

 

 

彰子様はのお住まいは

七殿よりも下の五舎の1つ「飛香舎」

お庭に藤の花が咲いていたので別名「藤壺」

 

 

格は低いとされていますが

清涼殿の近くだったので

平安時代中期以降は中宮がお住いになっていたとか

 

 

 

この七殿五舎のお名前ですが

どこかで聞いたことありませんか?

 

そう!

源氏物語の姫達のお名前!

 

 

光源氏の母は淑景舎に住んでいて

淑景舎の別名が桐壺だったので桐壺更衣

 

この桐壺という場所は

清涼殿からかなり遠くて

入内した女性の中でも

身分が低い姫君がいらっしゃったので

 

源氏物語では桐壺更衣は

身分の高い弘徽殿女御や

他の女御たちから

いじめられていたんですね・・・

 

 

姫君たちのお住まいも

身分が関わっていたのも驚きです!

 

 

現代は七殿五舎はほとんど残っておらず

唯一、飛香舎(藤壺)だけが残っています。

 

5月には美しい藤の花が咲くそうで

ぜひ皆さんも見に行ってくださいね!

 

十二単専門店 雅ゆき