とある官女の日記 ご生誕の祝い
令和の世が七年になり
新たな年を迎え、早半月。
いつも御屋敷に来てくださる姫様の
ご生誕の御祝いを先日、致しました。

平安の世では令和のように
暦がはっきりしておりませんので
一月一日に、一つ年を重ねたと考えます。
新たに年を迎えるのは素晴らしき事、
姫様の御召物も御祝いに合わせ
華やかな紅の御衣に
なまめかしき萌黄の表着。

本年も姫様が健やかな日々を
お過ごしになられますよう
お祈り申し上げます。
令和七年睦月