スタッフブログ⑤ 一条天皇の純白の御引直衣
大河ドラマの歴代の天皇は
白色の直衣という衣装を着ていて
引きずって歩いていらっしゃいますよね!
直衣や束帯の袍は
丈が身長よりも長くて
束帯の時は腰のところで
帯などで留めて
たくし上げる着付けをしますが

※直衣のたくし上げた時のスタイル
天皇は帯をせずに
裾を引きずる「御引直衣」スタイル!

袴も足を覆うほど長い袴を履いていて
ラフな雰囲気で過ごしていらっしゃいましたね^^
一条天皇は笛の名手だったとされていて
「枕草子」でも
笛の師である藤原高遠と
練習しているシーンが書かれているそうで

ドラマの中でも
中宮彰子に笛を聞かせるシーンがありましたが
彰子様「笛は聞くもので、見るものではありません。」

このシーンは赤染衛門が記した
「栄華物語」に残されていて
それを光る君への物語に入れ込んだのだなぁと思いました!
※この時、一条天皇は21歳。
彰子様は13歳だったとか!?

最初はぎこちなかった一条天皇と彰子様も
源氏物語を通して
お互いを想い合うようになったのだと思うと
感慨深いものがありますね!